副業として不動産賃貸を始めることは、FIRE(Financial Independence, Retire Early: 経済的自立と早期リタイア)を目指す上で、非常に有効な手段です。この記事では、私自身の体験を通して、不動産賃貸の現実とメリットについてお話しします。
所有物件:築約40年の戸建中古
10年ほど前、FIREという言葉も知らず、知り合いから紹介された築40年の戸建中古のオーナーチェンジ物件を資産形成を目的に購入しました。この物件は当時、比較的手頃な価格で購入でき、10年ローンを組むことで資金計画を立てました。
ローンの残りはあと1年少々で終了します。先日まで、家賃収入として月額77,000円を得ておりました。
実際の運営状況
- 開業届と確定申告: 副業として不動産賃貸を始める際、開業届を提出しました。当初戸建1棟では事業規模に満たないため、白色申告で確定申告を行っておりました。現在は他の事業収入があるため青色申告で確定申告しています。
- 入居者募集と修繕: 最近、入居者が退去したため、修繕を行い、新たな入居者を募集しています。修繕では、当初屋根と瓦の塗り替えを実施し、今回のリフォームでは塗装の剥がれによる再塗装や木部腐食部の修復、壁紙や畳の交換などを行っています。一部現状回復として退去時に修復してくださいました。築40年という物件の特性上、修繕は定期的に必要ですが、適切なメンテナンスを行うことで物件の価値を保つことができます。
- 売却の検討: また、タイミング次第では売却も視野に入れています。不動産価格が高騰している今、売却益を活用して別の投資に切り替える選択肢も検討中です。
築40年物件を副業にするメリットと注意点
メリット
- 安価な初期投資: 新築に比べて中古物件は購入価格が抑えられ、手軽に始められる。
- 安定した収入: 入居者がいれば、毎月の家賃収入が得られる。
- 資産価値: 適切な修繕を行うことで、物件価値を維持または向上できる。
注意点
- 修繕費用: 築年数が古い物件は修繕が必要になることが多く、計画的な資金管理が求められる。
- 空室リスク: 入居者が退去した場合、次の入居者が見つかるまで収入が途絶える。
- 手続きの手間: 確定申告や各種届出など、運営に伴う事務作業が発生する。
副業として不動産賃貸を始める際のポイント
- リサーチを徹底する: 私たちの場合、物件取得時のリサーチは徹底できていませんでしたが、たまたま良い条件で物件を取得できたため、結果的にうまくいきました。ただし、これは運が良かった例です。本来は物件の立地条件や市場ニーズを事前にしっかり調査することが重要です。
- 長期的な視点を持つ: 不動産賃貸は短期的な利益を期待するものではなく、長期的な資産形成を目指すもの。
- 専門家のアドバイスを活用する: 税理士や不動産管理会社と連携し、適切な運営を心がける。
最後に
不動産賃貸は、適切な知識と計画を持って取り組めば、FIREを目指すための強力な武器になります。私たちのように副業から始めることも可能であり、小さな一歩が将来の大きな成果につながります。
現在、リフォームを行い次の入居者を募集している状況ではありますが、売却や他の投資への転換も視野に入れながら、今後も柔軟に対応していくつもりです。
副業として不動産賃貸に興味がある方は、まずは小規模な物件から始め、少しずつ経験を積んでみてはいかがでしょうか?
コメント